バクテー食いてー
クアラルンプールやペナンに比べると、中華系マレーシア人の比率が少ないが、それでも、おいしい中華系レストラン・食堂はあちこちにある。そして、ランカウイでバクテー(肉骨茶)を食べるとすればクアタウンにある「Shark Fing」。癖の無い味で食べやすく、肉はがっつり。食べた後は、元気回復した気になります。
「肉骨茶」の字面とおりの迫力
中国語で「肉骨茶」と書き、その字面からはとても迫力がありそうな料理のバクテーは、豚の骨付きあばら肉や内臓を生薬と醤油で煮込んだ料理。漢方薬にもなる様々な生薬が使われているため薬膳料理の味わいがあります。
ランカウイのバクテー屋の中でも評価が高いこの店のものは、あまり癖が強くなく、かつ、ほど良く煮込まれた大きな塊の豚肉がゴロゴロ入っています。熱々の土鍋を吊り下げて出てくるのを見るだけで、興奮度がアップ。油条(揚げパン)も追加して、スープに浸して食べるのがお薦め。また、注文するときに、内臓肉を入れて欲しいかどうかも聞かれます。

この日は、4人で食べに行き、バクテー4人前とキャベツ炒め、野菜炒めを注文しました(バクテーは1人前当たり18リンギット)。



もともと栄養補給源として作られた
ウィキペディアによると、肉骨茶の由来は、マレーシアがイギリスの植民地当時、中国本土から渡来した福建省出身の中国人が故郷の料理をもとにして作り始めたもので、主に港で「苦力」として重労働に就く貧しい人たちの安くて良い栄養補給源となったとのこと。苦力らが解体した後に残った「削ぎ落しきれなかった肉片がついた骨」を利用したことが「肉骨」の由来とする説があり、また、マレーシアで漢方薬医が病弱な息子のために「食事療法」として漢方を用いて滋養強壮になる薬膳料理として作り始めたとする説もある、とのこと。

実際、スープや薬草的な独特の味わいで、それが染みこんだ豚肉の塊は、柔らかくて滋養たっぷりな味わい。これを食べれば暑さを忘れ疲れも癒やされる気になってきます。また、料理に使う生薬の種類や味付けも店によって異なるようで、確かに、これまでマレーシアで何度か食べたバクテーは、それぞれで独特の異なる味わいありました。
なお、クアラルンプールの日本人学校のかつて(約40年前)の在校生の話では、その当時、男子生徒の間では「バクテー、食いてー」がはやり言葉だったとか。。そして、バクテーの人気は今も衰えていません。


