ランカウイの白い砂浜のいわれにもなっている伝説のマスリ王女の史跡を訪ねてみよう

ランカウイで最も有名な伝説マスリ王女の墓 Useful Info
ランカウイで最も有名な伝説マスリ王女の墓

”伝説の島”ランカウイの中でも最も有名なマスリ王女の話

ランカウイ島にはいくつかの伝説がありますが、その中でも最も有名なのがマスリ王女の悲劇。そしてマスリ王女の墓を含む史跡「Kota Mahsuri」(島のほぼ中央部に位置)は、復元された伝統的なマレー家屋(マスリ王女の時代のもの)、悲劇を映像や実演で見せる劇場、そしてこの伝説にまつわる宝飾類や武器などを並べた展示スペースなどもあります。特に伝統様式家屋は複数あり、いずれも実際に入ってみることができます。これらの展示によって、ランカウイの歴史・文化を手軽に知ることが出来ます(個人的には、せっかくなのだから展示をもっと頑張って充実させてもいいのでは、とも思いますが)。


室内が暑くならないように工夫された設計
風が通り抜ける
赤ん坊が眠るハンモック的なものも

白い血、そして7代続く呪い

さて、そこでマスリ王女についての伝説ですが、大体次のようなものです(史跡内の説明やウエブサイトにあるものをまとめてみました)。

時代は遡ること200年以上前。ランカウイ随一の美女として知られたマスリは王家に嫁ぎました。そして夫がシャム帝国との戦いに出ている間のこと、たまたま疲れて通りがかった旅人(詩人)をもてなし、彼から詩や歌を教わっている姿をみて、普段からマスリ王女の美貌に嫉妬していた王の妻から、マスリ王女を陥れようと悪い噂を流されます。それはマスリ王女がこの詩人と不貞を働いたというあらぬ疑いでした。

しかしながら、その噂が広まってしまい、結果としてマスリ王女は村人全員から姦通の罪で公然と告発され、長老達から処刑を宣告されてしまいます。処刑を前にマスリ王女が発した言葉は「自分が潔白ならば、白い血を流すだろう」。そして、実際に王家の刀で処刑された時にマスリ王女から流れ出たのが白い血。そしてマスリ王女は「七代に渡り王家とこの島を呪う」と言って絶命した、という話です。

呪いが解けたのは20世紀末

この呪いにより、ランカウイはその時から決して平穏ではなくなり、ランカウイは数十年にわたる不作が続いたり、タイ(シャム王国)から何度も攻撃を受けたとのこと。また、ランカウイ島の砂浜が白いのはマスリ王女が流した白い血によるものという話にもなったようです。そして七世代が過ぎマスリ王女の呪いがやっと解けたとされる20世紀末になって初めて、ランカウイは観光地として繁栄し始めたというものです。

ランカウイの伝統的生活を知るのに良い場所

2000年にマレーシア政府はマスリ王女の子孫をタイのプーケットでつきとめたということなので、この話は史実と伝説が入り交じっているようです。ただいずれにしても、ランカウイの歴史や伝統的な生活を知るうえで、マスリ王女の墓は訪問しておく価値は大です。ひとしきり展示等を見学した後は、敷地内にあるマレーシアの伝統的お菓子の実演販売で小腹を満たすこともできます。

開館時間:午前9時~午後6時。入場料:外国人は大人が20リンギット、子供は10リンギット

なお、自分たちは見なかったのですが、マスリ王女の墓のウエブサイトをみると、伝説の劇の上演(外国人大人は20リンギット、外国人子供は15リンギット)、さらに一人120リンギットも出すとV.I.Pパッケージ(入場料、歓迎セレモニー、演劇、トラディショナルフードによるランチ等)があるようです。。

マレーシア観光に関する観光ガイドブックはいろいろありますが、ちょっと変っていて面白いが次の本「無敵のマレーシア」。出版されたのは2007年とだいぶ前ですが、マレーシア各地の観光スポットやローカルフードをとても面白くかつ丁寧なイラストで紹介しているのでお勧めです。ランカウイについての記述も(もちろんマスリ王女の伝説の話も)あります。


無敵のマレ-シア: イラストレイテッド
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