ハングリーゴーストフェスティバルとは?
そもそもハングリーゴーストフェスティバルとは何なのか?前回は実際の祭礼の様子を書きましたが、今回はインターネットで調べたり、マレーシアの新聞記事の話、現地の中華系の方々に聞いた話を簡単にまとめて以下に紹介しておきます。
飢えた霊が食べ物を求めて人間界を彷徨う
ハングリーゴーストフェスティバルとは、マレーシアやシンガポールで中国の農暦(旧暦)の7月に行われる盂蘭盆会(うらぼんえ。ポー・トー)の行事。「中元」とも言われ、道教由来の年中行事の一つ。中国では、旧暦7月を鬼月として、冥界の門が開き、飢えた霊(ハングリーゴースト)が食べ物を求めて地上を彷徨うと信じられており、これらの霊が生者に災いをもたらさないよう、線香を焚いたり食べ物を供えるものです。紙銭(冥界で使えるおカネ)も火にくべられ、天に高く舞い上がります。

福建人のアイデンティティー

マレーシアでは、ペナン州で特に盛んに行われているようですが、The Starの記事に拠ると、これは、ペナンの華人社会が歴史的に福建人が中心であり、彼らが福建南部から道教の伝統、特に精霊を鎮めるための精巧な儀式を持ち込んだとのこと。ペナンでは、郷親会(華僑団体)や宗族団体が草の根レベルで餓鬼祭りの儀式を主催し、しばしば最も高い帝王(冥界の王)の像を建造し、最も盛大な祝祭を開催しようと競い合うもので、これにより大規模で目立つ祭りの文化が生まれ、ペナンを代表する祭りへと発展。1970年代に設立されたテオン・グアン協会が州内の数百の盂蘭盆会委員会の統括組織として機能し、毎年行われる盂蘭盆祭りの活動を調整しており、同協会は祭りの守護者かつ主要主催者として認知され、地域住民や商人で構成される委員会を監督している、とのことです。
マレーシアでは、ペナン州で特に盛んに行われているようですが、The Starの記事に拠ると、これは、ペナンの華人社会が歴史的に福建人が中心であり、彼らが福建南部から道教の伝統、特に精霊を鎮めるための精巧な儀式を持ち込んだとのこと。ペナンでは、郷親会(華僑団体)や宗族団体が草の根レベルで餓鬼祭りの儀式を主催し、しばしば最も高い帝王(冥界の王)の像を建造し、最も盛大な祝祭を開催しようと競い合うもので、これにより大規模で目立つ祭りの文化が生まれ、ペナンを代表する祭りへと発展。1970年代に設立されたテオン・グアン協会が州内の数百の盂蘭盆会委員会の統括組織として機能し、毎年行われる盂蘭盆祭りの活動を調整しており、同協会は祭りの守護者かつ主要主催者として認知され、地域住民や商人で構成される委員会を監督している、とのことです。

燃えた紙銭が空に舞う
ペナン州の半島側にあるブキット・メルタジャムのジャラン・パサールで行われるハングリーゴーストフェスティバルが特に盛大らしいですが、旧暦7月の時期、ペナン州のあちこちで行われます。私はペナン島に滞在していましたが、様々な場所で、ハングリーゴーストにお供えをしているのを見ることができました。


もっとも印象的なのは、紙銭などの大量のお供えものを一斉に燃やすクライマックスのシーンでしたが、一方で、そうした派手な場面だけでなく、その二、三日前から、街角で街のあちこちで、(おそらく)家族単位で、お供え物をあげ、ろうそくに火をつけて霊を供養する様子も、日本のお盆を思い出し、しみじみと心に残りました。
前の記事→ハングリーゴーストフェスティバル(1)




コメント
[…] で書くとなにやら物騒な、あるいは遊園地のイベントにありそうな響きの「ハングリーゴーストフェスティバル」。実際には、供物を求めて彷徨う霊をなだめるために、食べ物や紙銭を […]
[…] ペナンに引き続き、ランカウイでもたまたまハングリーゴーストフェスティバルに遭遇した。参加していた地元の方によると、ランカウイではハングリーゴーストフェスティバルは5カ所 […]