マレーシア有数の観光スポットであるランカウイ島。マレーシア北西部にあり、タイとの国境に近く、面積は日本の淡路島の約3分の2、人口は9万4千人(2025年10月現在。マレーシア統計局)のこぢんまりとした島。しかしながら1980年代後半から観光開発が進み、島内には様々なビーチやいくつもの観光施設があり、そして1泊千円台の激安の宿もあれば1泊数十万円の超高級リゾートホテルまで宿泊施設も多種多様。2026年は「マレーシア観光年」であり、ランカウイを訪れる方も多いでしょうから、ランカウイ観光情報を紹介します(2026年1月時点の情報です)。
急ぎでなければ余裕をもったトランジットを
(1)エアアジアなど格安航空会社の場合のクアラルンプール国際空港ターミナルについて
KL国際空港(Kuala Lumpur International Airport)はマレーシア航空などが発着するメインターミナル(KLIA Terminal1)と、エアアジアなどの格安航空会社専用のターミナル(KLIA Terminal2=KLIA2)に分かれています。ここでは、日本の羽田(東京国際空港)を起点としたランカウイとの往復について、経済的なLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)であるエアアジアのフライトを例に、自分自身のちょっと焦った事例も含めて、注意点などを中心に紹介しておきます。
(2)トランジット時間はどのぐらい必要
フライト発着時間は航空会社によって異なるのはもちろん、同じ航空会社であっても日によってかなり異なるので、どういうフライトスケジュールにするか、特にクアラルンプール(以下、「KL」と記します)―ランカウイ間のフライトをどの時間帯にするか。KLでのトランジットの時間を考慮しながら考える必要があります。もちろんKLで1泊以上宿泊する場合は、即日トランジットは関係ないですし、しかもKLーランカウイ間は一日に何便もあるので何も悩む必要はありません。どの航空会社の場合でもKLで無駄にトランジット時間を過ごさずに少しでも早くランカウイに着きたいという場合は、トランジット時間が短いフライトを選ぶことになりますが、あまりに時間が短い場合は、乗り遅れの心配が出てきます。行きも帰りも2時間程度のトランジット時間があったほうがやはり安心感があります。
(3)日本→ランカウイのフライトについて
・入国手続きや保安検査の時間も考慮
基本的には、KLトランジットを前提に羽田→KL→ランカウイを一気通貫の通し(フライスルー適用)で航空券を購入する場合は、預け荷物(スーツケースなど)はKLで引き出す必要は無くスルーでランカウイまで行くので、その点は便利。
ただしフライスルーの場合でも頭に入れておかなければならないのは、1)KLの空港で入国手続きを行ったり、セキュリティ検査(保安検査)を受けなければならないので、それなりの時間はかかる、2)KLIA2でのランカウイ行きのエアアジアの搭乗ゲートは奥の方にあり、搭乗ゲートにたどり着くのもそれなりに時間がかかる、という点。実際、自分の場合はKLでのトランジット時間が1時間のフライトにしたため(何故そうなったのかは後述)搭乗ゲートについたときにはBoardingは終わりに近づいており、ほぼ滑り込みセーフという具合でした。
ですので、繰り返しになりますが、トランジットで焦りたくない人、KLの空港に慣れていない人、早歩きをしたくない人(&途中でゆっくりトイレに行きたい人?)には、トランジットは1時間半以上~2時間程度あるフライトを選びましょう(フライスルーではない場合は3時間程度)。
なお、上述したようにクアラルンプール国際空港のターミナルは2つに分かれており、マレーシア航空などはターミナル1、エアアジアなど格安航空会社はターミナル2で離発着します。ターミナル1とターミナル2はかなり離れているので(約15キロ)、もし異なる航空会社のフライトで乗り継ぐ場合は(例えば羽田→KLがマレーシア航空で、KL→ランカウイがエアアジアの場合など)、トランジットにはさらに長い時間をみておく(3時間以上)ほうが安全です。
・エアアジアの場合の搭乗ゲートまでの乗り継ぎルート
エアアジアの場合、羽田からKL国際空港(ターミナル2の方)に着いてからランカウイ機フライト搭乗ゲートまでそれなりに歩くので、ここでは、その行程の一部を写真で紹介しておきます。実際には、案内板はもっとたくさん頻繁に出てきますので、それを見ながらどんどん進むだけです(案内板では、マレーシア語の下に必ず英語での表記があります。英語の表記はマレーシア語よりも小さい字で書かれています。。)。















・自分自身が焦った事例
年末年始に日本に一時帰国しており、年明け早々、ランカウイに戻ろうとした時のこと。もともとは、エアアジアの通常パターンで羽田発は夜の11時50分ごろ発でKLでのトランジット時間は2時間以上あるフライトを予約していました。
しかしながら出発日の午前中にエアアジアから「機材繰りの都合で羽田発が午前4時になった(KL着は午前11時)」とのメール。この時点ではKL発ランカウイ行きのフライト時間は提示されず、結局羽田のエアアジアカウンターでチェックインする際にフライトスケジュールを確認する羽目に。この時に示されたのが、KL発正午の便。つまりKLの空港でのトランジットは1時間。
万が一のフライトの遅れや入国手続きに時間がかかることを考えると不安がよぎったので「トランジット時間が約1時間というのは短すぎないか」とカウンターのスタッフに確認したところ「これが標準的なスケジュール。入国手続きもKLの空港ではなくランカウイの空港に着いてからになるので、トランジットに時間はかからず十分に間に合う」との自信たっぷりの回答。自分としてはそれでも若干不安感はあったものの「そこまで言うのであれば、しかも入国手続きがランカウイに着いてからということならば、まあ大丈夫か」と思い、この「トランジット1時間」にチャレンジすることに。しかしこの決断はやはり微妙でした。。
というのも、実際には、やはりKLの空港で入国手続きをしなければならず(しかも機械ゲートを通る自動手続きではなく、出入国管理スタッフによる通常の手続き。マレーシア出国の時は機械ゲートで良かったのに。。)、かつ、上述のようにエアアジアの搭乗ゲートは結構遠い。。トイレにも寄らず、ひたすら早足で歩き、なんとか搭乗に間に合ったというオチでした。入国手続きはも保安検査も列も無くすぐに通れたので間に合ったけれど、危なかった。。(一応付け足しておきますと、羽田のカウンターで何度もやりとりしている際には、別のエアアジアのスタッフから「どうしても不安ということであれば、もう一本後のフライトにすることも出来ますよ。ただ、先ほど提示したのが標準スケジュールですので、大丈夫なはず」との話もありました。なので、やはりもう一本遅らせてもよかったかなーと反省仕切りです。
(4)ランカウイ→KL→羽田のフライトについて
・基本的には往復とも同様
これも基本的には、羽田→KL→ランカウイと似たようなもので、KLでのトランジット時間は余裕をみておきましょう(少なくとも1時間半~2時間程度)。エアアジアで言えばKL→羽田のフライトは1日1便ですが、ランカウイ→KLのフライトは複数あるので、午前中のやや早めにランカウイを出るフライトを選ぶ等。
・エアアジアの場合の搭乗ゲートまでの乗り継ぎルート
この場合もランカウイからKL到着時からKL発搭乗ゲートまでのルートを簡単に紹介しておきます。KLIA2に到着すると、まず目に入る案内板で「Arrival Hall」の矢印方向に向かい、少し進むとさらに大きな案内板があり「International Transfer」の矢印が進む。同様の案内板はこの後も出てくるので、その矢印に従ってさらにどんどん進みます。
透明ガラスの仕切り板のようなところまで進み、そこを通過すると、出国手続きゲート。ここは機械で通過するところ(無人)と有人のところの両方があります(自分の経験では、機械にパスポートを読ませるだけの自動ゲートで出国手続きができました。しかし上述のように日本→ランカウイの時は、スタッフに有人の窓口で手続きするように言われたので、よくわかりません。。)




Foreign Passport」との表示あり)


この後は「International Departures」の案内板が出てきますが、ゲートによって(PまたはQなのか、それともLなのか)左に行くのか右に行くのか分かれます(上の写真参照)。これに従ってさらに進むと、セキュリティチェック(検査検査)のところにつきます。そこを抜ければ、あとはやや狭めに通路を通って所定のゲートに行くだけ(日本→ランカウイの時と同様、それなりに歩きます)。それでも自分の場合は、KLの空港にランディングしてから搭乗ゲートに着くまで1時間もかからずにすみました(もちろん早足ですが。。)、この時はトランジット時間が2時間程度あるフライトを予約していたので、余裕で乗り継げました。
エアアジアに乗るのであれば、機内食を堪能しよう
エアアジアの場合、預け荷物がある場合は料金が多少上がりますが、その分(たぶん自動的に)機内食が出ることになります。一方、預け荷物がない場合は機内食は事前又は機購入購入しないとしないと出てきません(マレーシアは薄着で済ませられるので人によっては手荷物だけで旅行する場合もあると思います)。よって、機内食を食べたければ自分でオプションとして上乗せ料金を支払って必要があります。あくまで個人的な感想ですが、エアアジアの機内食はけっこう美味しい(量的には多すぎずちょうど良い)ので、手荷物だけの方も機内食をつけることをお勧めします(機内での注文も可能)。これも個人的には、チキンライスは米に微妙に生姜味がついており美味です(KLのレストランで食べる良いおいしいかも。。)。



日本からランカウイ空港到着時にすること
(1)SIMを購入する
ランカウイ空港内には携帯SIM会社のカウンターがあります。もちろんKLのトランジットでかなり時間に余裕がある場合はKLの空港で携帯SIMカードの会社がありますので、そこでも申し込みも可能。もちろんeSIMが使えるスマホを持っているのであれば、事前にインターネットで契約しておけば安心です。
なお、「通信料を節約したい」という方には、世界中(ほぼどこでも?)使える「Firsty」というアプリがあります(マレーシアは間違い無く使えます)。ただし、このアプリを使ってデータ通信をする場合は広告を見なければならない(15秒~30秒)ので、その点は承知しておく必要があります。
(2)空港から宿泊先までの移動はGrabや一般タクシーで(あるいはレンタカー)
東南アジアでよく利用されている配車アプリ「Grab」は、マレーシアでもお勧め。事前にダウンロードしておくと良いです。このはGrabは、ウリが「事前料金確定」「乗車も簡単」「言葉の壁なし(GrabChatを通じたメッセージはすべて現地語に自動翻訳される)」。そして料金も安いです(たいていの場合、一般タクシーより安いです。しかもマレーシアはガソリン代も安いので、Grabやタクシー代も日本より安いです)。なお、Grabのアプリを開くと「Grab Saver」という表示が出てくることがあります(オフピークの時間帯のみ利用可)。これは、通常料金より多少安く(数リンギット)乗車できるものですが、タクシーが到着するまでの待ち時間が多少長めになる、という短所もあります。
一方、「最初からレンタカーを利用したい」という方には、空港内に複数のレンタカー会社の窓口カウンターもあります。日本で国際免許を取ってくることをお忘れ無く!
ランカウイ国際空港のサイト→こちら

まっぷる マレーシア’26


