野鳥天国・中米ベリーズの鳥たち(11) シロトキ、アメリカトキコウ(American white ibis、Wood Stork)

朝焼け空を飛ぶシロトキ Nature
朝焼け空を飛ぶシロトキ

1.朝焼けや夕空を飛ぶ姿が優美なシロトキ

長く弓のようにカーブしているクチバシ、そして白く大きな羽。早朝や夕焼け時に飛ぶ姿は優雅である。シロトキは同じトキ科でも、日本のトキとは異なり、個体数は多くアメリカ大陸内で広く分布している。ベリーズでは、ベリーズシティ~オンレジウォークの道路沿いの湿地で餌をついばんでいる姿や、優雅に上空を飛翔している姿を見た。二羽(番い?)で飛んでいるときもあれば、大勢で隊列を組んで旋回しているときもある。

ベリーズ中部~北部の道路沿いで見かけることが多い

特に多種多様な野鳥が集まるベリーズのクルックドツリー野生動物保護区(Crooked Tree Wildlife Sanctuary)では、数羽が野原をのんびりと歩いているところに遭遇したことがある。アメリカレンカクと一緒に湿地で虫をついばんでいることもあった。

また、ベリーズ最大のイベントの一つ、全4日の超長距離カヌーレース「Ruta Mata(マヤの道)」の休憩所でもあるDouble Head Cabbageでは、二日目のレースが終わる夕方になって、川沿いの木々にどこからともなくシロトキが次々に集まって来たのを見た。彼らの寝倉なのであろう。湿地が多い ベリーズでは(特にベリーズ中部ー北部)、シロトキにばったり出くわすことがよくある。

サギやズグロハゲコウたちと一緒にいることも

シロトキはが休んでいたり餌をついばんでいる時は、サギと一緒にいることが多い。また、コウノトリやズグロハゲコウと一緒にいることもある。サギほどは生息範囲は広くないが、湿地で餌をとったりするのは同じ。

ただシロトキは、サギよりも身体が大きく、また、クチバシも細長いため、空を飛んでいる時は、まるで大きな十字架のように、クチバシから脚までが縦に、大きな羽は横に、とそれぞれ縦横にすーっと伸びている。夕焼けに白い羽があかね色に染められて大空を飛んでいる姿はとても情緒がある。

2.怪鳥的雰囲気を持つアメリカトキコウ

コウノトリ目コウノトリ科トキコウ属。トキコウ属の鳥は、アフリカトキコウ、インドトキコウ、(東南アジアにいる)シロトキコウ、そしてこのアメリカトキコウと、各大陸にそれぞれいる。

そしてこのアメリカトキコウ。「トキ」という名がついているが、こちらはコウノトリ科(らしい)。そして優美な雰囲気を持つシロトキに対して、このアメリカトキコウは体が一回り大きく、顔が黒くちょっと怖い(個人的感想です)。なんとなく「怪鳥」という雰囲気さえ漂う。。

アフリカトキコウはアルゼンチンまで米国からアメリカ大陸の熱帯・亜熱帯地域全般に分布しているようだが、ベリーズではズグロハゲコウやシロトキ同様、クルックドツリーではよく見ることができる。

水しぶきをあげながら羽根をバサバサさせるアメリカトキコウ
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